■ホモトキシコロジーの理論
「病気は体が有毒な物質(ホモトキシン)をうまく排泄できないときに引き起こされる」とし、病気を引き起こしている体内毒素を除去(デトックス)する動物本来が持つ力つまり自然治癒力を引き出すために注射剤・錠剤・軟膏・ドロップ剤といった「ホモトキシコロジー製剤(抗ホモトキシン製剤)」を使用します。
古典的なホメオパシーはレメディーを単独で使用し基本的には化学製剤等との併用は行いませんが、ホモトキシコロジーは他医療との併用による相互補完も視野に入れた治療法です。ホモトキシコロジー治療が単独で行われることもありますが、現代医療の副作用(動物への抗がん剤の投与による身体的負担等)の軽減という位置付けで投与されることもあります。
◇ 慢性腎不全
◇ 椎間板また関節と骨の各種疾患
◇ 呼吸器系疾患
◇ 消化器系疾患
◇ 泌尿器系疾患
◇ 各種臓器不全
◇ 免疫系疾患
◇ 各種皮膚疾患
◇ 捻挫・過労障害・挫傷・外傷等
◇ 各種炎症一般
◇ 各種加齢性疾患
◇ 各種腫瘍等
動物の生活を向上させることで、動物(と人間双方)の主体性を取り戻そうという考え方。代替補完医療(ホリスティック医療)と呼ばれる「動物全体を診る身体に優しい治療法」にはホモトキシコロジーも含まれます。そしてこれら各種療法を「統合」することにより動物主体のより良い治療が可能となります。人間が癌や慢性疾患また難治性疾患の生活の質(QOL)を重視するのと全く同様、動物のためのこのような統合医療こそが今後発展していく医療の重要な分野であると言えます。