■ホメオパシーの原料
数千種類の植物・動物から鉱物まで自然界にある多種多様な原料が用いられています。カキの殻や蜜蜂などの身近なものから南米の毒蛇や金といったものまであります。これを特殊な工程で数千兆分の一以下の単位にまで希釈振盪して作られますので、原材料に毒性の含まれるものでも副作用の心配はありません。
■一般治療とホメオパシー
一般医療は、主に薬品の化学作用を利用して、細菌やウイルスを殺し、科学的に生理学のプロセスをコントロールして治癒させる方法をとっています。ホメオパシーでは、自然界の素材を使用して、病気の動物が本来持っているにもかかわらず休眠中の抵抗力や自己治癒力を目覚めさせて完全な治癒に導く方法です。
例えば細菌感染症の場合、病気の本当の原因は細菌にあるのではなくて、病気の動物の体のバランスが崩れて細菌が繁殖しやすい状態になっていると考えます。そこで体が本来持っている強い生命力を取り戻せば、細菌は繁殖出来ずに、病気は治るということです。
ホメオパシー治療では、病気の部分の機能についてのみ治療するのではなく、その動物の心を含めた体全体を診て治療します。同じ病気や症状でも、それぞれの動物の性質に応じて、一頭一頭に合った処方が厳密に分析された上で別々の薬が処方されます。うまく薬と体質がぴったりと合えば、劇的に治癒することも少なくありません。
◇ 乳幼児、妊娠中、高齢者の諸症状
◇ 一般医療で効果的な治療法がない場合
◇ 一般医療が、アレルギーや副作用により適用できない場合
◇ 一般医療と同等の効果があり、代替補完医療がより有益と判断された場合
◇ 一般医療に近い効果があり、患者さんにホメオパシーが明らかに有益な場合
◇ 重篤な症例で従来の治療法が行えない場合
◇ 一般治療との併用において副作用の軽減や投与量の削減の補助
◇ 問題行動や精神的な問題に対する治療補助
◇ 過去の出来事が今の病気に繋がっている場合
◇ 過剰な重金属などの排泄補助
◇ 癌や慢性疾患、難治性疾患の生活の質(QOL)を考えた治療
◇ 未病段階での治療
◇ 一般の医療での検査の結果「どこも悪くない」と診断された病気
◇ 一般治療・外科手術前後のよりよいケア
◇ 芯から完治を目指す治療の一つ・ 一般治療において対症療法しかない場合
◇ 総合的判断からホメオパシー治療が有益と考えられる場合
ホメオパシーの診療では、動物の心身全体を診て、自己治癒力を最大限に引き出していく必要があります。そのため受診される動物のあらゆるデータが必要です。できればB5またはA4の用紙に書いていただき、事前にFAX(03-5390-5994)してください。
◇ 今までの病歴と治療歴、予防歴
◇ 生まれた時の状況(親の性格、同腹の数、親から離れた時期など)
◇ 性格と体質(最も重要な情報です)
◇ 一日のスケジュール
◇ 食事の状態
◇ 人や他の動物との接し方
◇ その他どんなことでも
ホメオパシー治療は、動物の全体を把握するために、分析に時間がかかることが予想されます。そのため現在は動物病院からの紹介診療のみの受付とさせていただいております。