Tlacote Waterは、メキシコシティーの北約300キロの地点にある小さな村トラコテの井戸水から作られたレメディーです。
この水の驚くべき効果は、1986年に牧場主チャヒン氏が、自分の敷地内で掘った井戸水を飲み始めたところ、持病の腰痛がピタリと治ったということから発見されました。チャヒン氏の犬も交通事故で怪我をした時にこの水を飲んだところ、たちまち回復したと伝えられています。また牧場で働く従業員たちの腰痛も良くなることが認められたことから、無償で一般に開放されることになりました。
たちまちこのトラコテ村の水が病気を治すという噂が広がり、今では1日に数千人から多い日で一万人もの人が訪れ、これまでに述べ800万人以上の人々が世界中から奇跡の水を求めて集まるようになりました。HIV感染者である元MBAバスケットプレイヤーであるマジック、ジョンソンもここの水を求めてトラコテに訪れています。ここを訪れた人は、牧場主のチャヒン氏によって、すべてファイルに記録されています。そして彼の医師である妻が、一人一人の状態にあった量と使用法をアドバイスします。
トラコテ村の水が起こす奇跡とは、腰痛、糖尿病、アレルギー、アトピー、喘息、B型肝炎などに顕著に見られるそうですが、エイズ、ガンといった難病の人もこの水を飲んで症状が改善されているとの事です。
アメリカ、ミシガン州のナショナルテスティング研究所は、トラコテの水の水質調査を行っています。その結果によると、この水はカルシウムや鉄分、マグネシウムなどのミネラル分が、通常の水道水と比べて多く含まれていることが判明しています。しかしこのような特徴は、ごく普通の井戸水にもよく見られることで、ミネラル分が多いというだけでは、奇跡と呼ばれる病状改善を起こすとは考えにくく、フランスのルルドの泉同様に結局その効能の秘密はわかっていません。 また、他の機関の調査でも豊富なミネラル分の他に、特殊な化合物や特別な働きをする微生物は検出されませんでした。ミネラルの豊富さは、トラコテが火山帯上にあり、玄武岩から湧出していることも影響しています。
日本の九州大学の白畑教授がこの水を分析した結果では、トラコテの水には通常の10倍もの1ppb/mlの活性水素が含まれていることが解りました。これがその効能の一端を担っていると考えられています。
活性水素は、極めて不安定で、単独では存在しにくいため、自然な状態においては極めて少ないというのが定説でしたから、井戸水のような自然水にこのようにたっぷり含まれていることは珍しいとされています。
活性水素とは水素原子が2つ結合した分子状態から解かれ、水素原子Hが単独で存在する状態を言います。活性水素は様々な病気の原因となる活性酸素と反応し、水となることで毒性をなくしてしまい、無害な水となって体外に排出されます。その効能効果は、アレルギー疾患、免疫性疾患、糖尿病、高血圧、癌、ウイルス感染症などで認められています。エイズウイルスは細胞に入り込むと、ウイルスが増殖する時に必要なプロテアーゼという酵素を放出しますが、これは活性水素と結びつく性質があるためエイズの症状が改善されます。癌細胞の場合は、テロメアーゼとテロメアの結合を妨害し、ガン細胞の寿命を短縮する性質を持っています。
ウルグアイのモンテビデオ総合病院では、このトラコテ水を患者達に与え (この患者達はトラコテの水を1日2〜3リットル摂取していました)、 臨床データを記録していました。その結果、この水を飲んだ14〜84歳までの患者3,673人のうち、病気の進行がどうしても止まらず、死亡した患者が29人おりましたが、下記の病気においては、80%を超える割合で病状が好転していました。同病院のサラベリー医師によると、改善の判定は、患者本人が回復を自覚すると共に、医師の診断によっても回復の傾向にあると判断された場合に有効として判定しています。
トラコテの水を飲んだ患者の病状改善率は次のようなものでした。
○エイズ 100%
○アレルギー 99%
○皮膚疾患 96%
○呼吸器疾患 89%
○消化器疾患 91%
○骨関節炎 87%
○糖尿病 88%
ホメオパシーのレメディーは、この水を原料にしています。
☆トラコテウォーターのレメディーは、細胞に浸透して、その免疫力を向上する作用などから、現在様々な疾患に対して使われており、その適用は、通常の適用と似ています。
実際に診療に使用した感じでは、幅広く多くの疾患に対して有用であり、予想外の効能が出た例もあります。病気の症状の改善よりも先に、自覚症状の顕著な改善が見られる例もあります。
このレメディーの効果については、現在データを集積中です。新しい知見は、随時学会報にてご連絡いたします。
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